ゲームの話ばかりで人生設計が地下迷宮。

ゲーム(たまに雑記)を中心に話を垂れ流す、見る人のハートを損得+-ゼロにする日記。つか要点掴んで話するの苦手なので最早ダイイングメッセージ。

ゲーム垂れ流し9本目 メタルマックス2:リローデッド

※前回は「3DダンジョンRPG」というジャンルを身近に感じて貰おうと、1~8本目まで一気に紹介しましたが、今回からは1本づつゲーム作品について話して(垂れ流して)いきたいと思います。

 

 ~メタルマックス2:リローデッド(DS)~

 

 1991年に発売された「メタルマックス(FC)」は、RPGといえばドラゴンクエストを主流にファンタジーや強い物語性が当たり前だった時代に、
「竜退治はもう飽きた」をキャッチコピーに発売されました。

「大破壊」という厄災が起こった事で、地球上から多くの都市や文明が消滅し、砂漠化と汚染化によって荒廃した世界。(要は北○の拳を想像して貰えると分かりやすいかと)その環境により、奇形化したバイオ生物や暴走した機械兵器、治安の乱れから犯罪を行う人間が増殖。

プレイヤーは、そんな凶悪なモンスターを倒して賞金を稼ぐ、「ハンター」として旅立ちます。

メタルマックスの世界には、魔法が存在しません。代わりに、ハンター達は「戦車」に乗ってモンスター達と渡り合っていきます。この「戦車」こそが、メタルマックスの大きな特徴の一つであり、醍醐味になります。


その斬新さと独特の世界観から、多くの熱狂的なファンを獲得しました。


今回紹介する作品は、メタルマックスシリーズの第2作目「メタルマックス2(SFC)」をニンテンドーDSにてリニューアル(公式より。リメイクではありません。)したものです。


本来なら、元々の「メタルマックス2」を紹介するのが筋だとは思いますが、リメイクでは味わえない魅力をここまで感じたのは初めてでした。これからその魅力を伝えていければと思います。


※分かりやすさを優先し、作品の表記を

メタルマックス2」→「2」

メタルマックス2:リローデッド」→「2R」

とさせて頂きます。




主人公は、「人間狩り」という非道な行いを繰り返す組織によって育ての親を殺されてしまいます。

復讐の為、組織を倒すハンターとなり、長く続いた「人間狩り」に終止符を討つことがゲームの目的です。


ですが、序盤のイベントが終わった後は、特に進める順番等はありません。一応、申し訳程度の指針を話してくれるNPCや、一部のイベントを完了させないとその先の地域に進めないといったことはありますが、それ以外は完全に自由です。


敵を避けて遠くの町で強力な武器を買い、以前の場所に戻りモンスターを蹂躙することも、町に入ってすぐ目の前で起こったイベントを何事もなかったかの様にスルーすることも出来ます。


イベントも人助け、アイテム集め、真相の追及などバラエティに富んでおり、自分の行動の選択や選択肢の選び方によって無事に解決したり、バッドエンドだったり、解決したがこれからのことを考えると後味が悪かったりと(どうやっても同じ結末のイベントもありますが)、プレイヤーがゲームに介入していることを強く実感出来るはずです。

中にはゲームを進めていく内に「この間終わったイベント、あの○○は○○だったのか!」とイベントの裏側や繋がりが分かった時には、EDを迎えた後また最初からやりたくなること必死です。


更にはミニゲーム、出会った女の子にインテリアを送り部屋を飾る(結婚してEDを迎えることも)、特定のモンスターを制限時間内に倒す「チャレンジハント」、海をサルベージしてアイテムを掘り起こす、強敵だが倒すことでハンターオフィスという場所でお金を受け取れる「賞金首」の存在と、復讐はどうしたと問いたくなる程のやり込みようを誇ります。




上で挙げただけでもかなりの量ですが、やはり最大の醍醐味はメタルマックスの看板ともいえる、「戦車」の種類と改造でしょう。


「2R」には多くの個性的な戦車が登場します。1つ1つの性能については割愛しますが、戦車についての基礎知識を。



★武器


大砲(段数制限有)

副砲(段数制限無)

SE(特殊兵器)


が存在し、戦車によって決められた種類・数を取り付けることが出来る。

戦車によっては改造することでその戦車オリジナルの「固定兵器」を取り付けることも可能。


★パーツ


エンジンは戦車のSP(戦車のHP)と守備力

(改造することで後述する重量を増やすことが出来る、重要なパーツ。)

Cユニットは命中・回避

(大砲を一回の攻撃で連射する「キャノンラッシュ」等、有用なスキルがあったりする。)

シャシーは戦車の守備力


に関わる。

パーツには「破損」と「大破」があり、それぞれ「大破」すると、


エンジン…ワールドマップ、ダンジョンを移動出来なくなる。他の戦車で牽引するか、町にいる回収屋に頼んで回収してもらう形になる。

Cユニット…大砲等の砲撃が不可。

シャシー…強制的に戦車から降ろされ、生身で戦う羽目になる。


大破したパーツは町の修理屋で直してもらうか、後述するメカニックの特技か、「修理キット」が必要。


★重量


戦車の重さ。上記の武器やパーツを取り付けると増えていき、戦車における耐久力のSPが減る。

基本的に強力な武器、パーツほど重量が増すので、考えずに取り付けていくと戦車での移動が出来なくなる。



一見、複雑にみえますが、試していく内に今の装備の良し悪しが感覚的に掴める様になっており、ストレスを感じることはありません。むしろその思考錯誤が楽しくなるでしょう。

パーツを改造した後でも、有料で元に戻すことが出来ますので、色々挑戦してみることをオススメします。



もちろん、戦車だけでなく人間達も戦います。

「2」は主人公の他に、固定キャラクター2人と(犬です。戦う犬です。)と決まっていましたが、「2R」では特定の場所で固定キャラクターを外して新たに性別と職業を決めるキャラクターメイキングをしてパーティーに加えることが可能になりました。



★ハンター


任意で戦う敵を呼べる「囮寄せ」や、1つの兵器を連続で発車する「電光石火」等、戦車に乗車することで強力な特技を使える。生身での戦闘もそこそこ。戦車に乗ると本人はダメージを受けない為、必ず乗せておきたい。

「2」の主人公もこの職業。「2R」では最初に職業が選べる為、必ずしもこの職業とは限らないが、主人公選択の時だけキャラクター絵が違う。


★メカニック


ステータスが全体的に低く、生身の戦闘では便りにならないので、基本は戦車で戦う。
ただ、戦車の破損や大破を修理したり、SPを回復させたりと、重要な特技を多く覚える。

固定キャラクターの1人がこの職業。


★ソルジャー


全体的に高ステータスで、生身での武器を扱う戦闘を得意としている。戦車での戦いは苦手だが、バイク(戦車と同じように武器を取り付けられ、且つ人間が装備した武器も使える代わりに、ダメージはバイク、人間共に受ける)に乗るなら自身の長所を活かせるので、割とバランスの良い職業。

固定キャラクターの1人がこの職業。


★ナース


メカニックと同様、生身での戦闘は苦手だが、パーティーのHPや状態異常を治す特技を多く覚える、サポートタイプの職業。
バイオ生物を確率で一撃死にする、「禁断の注射器」を覚える。ボス等には効果がないが、一部の強力な賞金首には効果があったりする。

尚、男性ナースはアゴひげが渋い黒人、女性ナースはガーターベルト装着のお姉さん。


★レスラー


戦車やバイクに乗って戦うことが苦手という、このゲームの根底を否定する様な職業だが、生身での戦いに非常に強い。素早さが低い以外はステータスが高く、HPや力、体力は桁違いにのびる。この為、戦車に乗った仲間と同じくらいの耐久力になることも。

ソルジャーが武器を駆使して戦うのに対し、レスラーは素手で戦うことで真価を発揮する。特技の使い方によっては戦車以上のダメージを与えることも可能。


★アーチスト


戦車の改造の限界を越える「超改造」を施したり、ステータス異常や特定の敵に大ダメージを与える「特殊砲弾」を作成出来る職業。
特に「超改造」はアーチストしか出来ない為、戦車を極めるなら必須。

戦車・生身の戦闘はどちらもそこそこ。



原作重視で固定キャラクターを使うのも、新しくパーティーを作成して試してみるのも自分次第です。


現在、昔のゲームに触れたことのない人の為にたくさんのリメイク作品が存在しますが、当時の僕にとって「2R」の様に「リニューアル」と云える程の作品に出会ったのは衝撃でした。

ただイベントを増やしたりイラストや画面を今風にアレンジするだけでなく、「2」を懐かしみ楽しむことも、「2R」として新システムを楽しむことも出来るシステムに構築した点が、このゲームを僕が評価する一番の理由です。

DSや3DSをお持ちの方は、一度チェックしてみては如何でしょうか?


~余談スペース~


①今回、メタルマックスのシステムを知らない人に説明する為とはいえ、冗長で()書きが増え、読み難い文章になってしまったかもしれません。読みやすい文章の作成はこれからの課題ですね…。


②「2」は主人公が男性ハンターで固定でしたが、「2R」は女性を主人公に選ぶことも出来ます。
イベントは全部原作「2」の男性視点なのでNPCとの結婚イベントもそのままですが。

その辺りも含めてメタルマックス