ゲームの話ばかりで人生設計が地下迷宮。

ゲーム(たまに雑記)を中心に話を垂れ流す、見る人のハートを損得+-ゼロにする日記。つか要点掴んで話するの苦手なので最早ダイイングメッセージ。

ゲーム垂れ流し14本目 バトルタイクーン

今回紹介するゲーム「バトルタイクーン」は、どうしても前作を紹介しないと分かりにくいかなぁと感じたので、先に前作の説明をさせて頂きます。
ご容赦下さい。

~フラッシュハイダース(PCE)~


大規模な戦争が過去のものとなり、新たな秩序が形成された世界。
獣化することで更に力を得る戦闘種族ウォレス、精霊の力を借りて魔法を扱う魔法種族メイジア、自身を機械化することで銃火器を駆使する機械種族ボランゾから成り立っていた。
彼らは年に一度開催される武術大会「バトルタイクーン」で腕を競いあっていた。

バングとティリアはバトルタイクーンへ参加する道中で、謎の少年エルエーに出会う。


ここまでが前作、フラッシュハイダースの世界になります。
90年代の格闘ゲーム全盛期に、これまた90年代のちょっとSF感、ギャグなど何でもアリなファンタジー要素を詰め込んだ作品です。
ネットの情報で知りましたが、実はCAPCOM格闘ゲーム「ヴァンパイア」より先にガードキャンセルを取り込んだゲームらしいです。
PCエンジンを所有、起動する方が何人いるかは分かりませんが、興味のある方はこちらもどうぞ。




~バトルタイクーン(SFC)~

フラッシュハイダースの世界から1年経った続編がバトルタイクーンになります。ここからが本題ですね。

バトルタイクーンは前述のガードキャンセルとシナリオモードの削除、バランス調整、一部のキャラのリストラと新キャラを追加といったリメイク版と考えておけば良いと思います。


いきなりですが、昔のライトノベルの様な世界観とキャラクター、豪華な声優陣とキャラゲー要素も十分だったので、シナリオモードを削ったのはまずかったのでは…
とも感じております。

しかし、後の格闘ゲームに当たり前に実装されてるシステムや、意外なシステムを取り入れることで非常に練られたゲームになりました。


このゲームは格ゲーにみられる「コンボ」を主流においていません。
攻撃を喰らっている相手が連続で6hit操作不能になると、強制的にダウンします。
この時、跳ねあがりながら起きるわけですが、起き上がりの時間は十字キーでの操作を受け付けているので、起き上がった直後に必殺技を放てます。
この必殺技の中には無敵時間が発生するものもあるので、起き上がりに重ねて攻撃しようとすると、カウンターを喰らいます。もちろん、敢えて起き上がりに必殺技を被せずガードすれば、更に攻め立てることもできます。

この起き上がりの攻防自体はどの格ゲーにもありますが、強制ダウンの存在で読みあい、差しあいを強く意識させるゲームに仕立てているのです。


他にも、

・飛び道具は通常技や必殺技の攻撃判定で消せる。

・ガードし続けているとガードクラッシュが発生。

・ジャンプの上昇、下降が割と速いので、対空攻撃で迎撃する判断の難易度が少しだけ上がる。

・相手が画面端にいる時に飛び越える様にジャンプすると、反対側に回り込める。状況によっては相手の必殺技のタメ時間を打ち消せます。


上級者と初心者が対戦すると流石に厳しいですが、少なくとも「コンボを喰らってワケわからん内に試合が終了していた」という事態を少しでも取り除こうとしたバランス調整が見受けられます。

とはいえ、6hitのコンボでもやり方によっては3割強は見込めるので、限られた中でコンボを試行錯誤するのも楽しいですよ。


後は「キャラクターによっては前後の移動速度が違う」といった点でしょうか。
例えば、主人公格のバングは、前進スピードはトップクラスですが後退スピードは非常に遅いです。

昨今の格闘ゲームには良く見られますが、当時は珍しかったと思います。
ちなみにブログ作成のためにプレイしていて今更気付きました…。パッと見で分かるバングの特徴に気づくのに(ピー)年も掛かるとは…。


それでも、格ゲーに苦手意識を持っている方はいらっしゃるでしょう。
そんな方には、「アドバンスドモード」がオススメです。
1人のキャラクターを選び、大会で優勝するために様々な行動を取るゲームです。

朝・昼・夕方・夜のタイムスケジュールを大会決勝まで繰り返し、キャラクターを強化していきます(昼は大会出場なので行動を選べません)。


・ストリートファイト…対戦相手を選択し、勝てば賞金と経験値が手に入る。賞金は対戦者のレベルに応じて、経験値は勝利時のスコアがそのまま加算される。

・ショップ…攻撃力などのステータスを底上げする武器や防具を販売している。お金さえあれば手軽に強化できるが、全部を買うのは日程を考えると厳しいので、計画的に。

・闇闘技場…お金を賭けて対戦者のどちらが勝利するのか予想する。勝てばお金が増加するが、オッズによって変動する。

・選手宿舎…キャラクターのステータスの確認や記録を管理する。


この中から選択して、キャラクターを強化していきます。
ストリートファイトや大会で勝利時のスコアが加算された時、経験値を得た気分にすごく浸れるんですよ。普通のRPGだとレベルアップするまで気に留めないのに、スコア加算時は小気味良い音がするから意識するんです。
難易度も途中で変えられるので、難しいと感じてもなんとかなります。
育てたキャラクターはvsモードでも使用できるので、友達と対戦したり、オート戦闘にして観戦するのも面白いです。…現在では難しいですが。


重ねて申し訳ないのですが、やはりキャラクターの魅力を引き出すためにシナリオモードは欲しかったですね。一応、アドバンスドモードにキャラ毎の簡単なOPとEDはありますが…。
今とは時代が違うとはいえ、そこからファンブックやドラマCDとかに繋げられたなら、ベクトルは違うかもしれませんが、一時期の「ギルティギア」シリーズの様な人気を博したのではないかと思うのです。


最後は愚痴になってしまいましたが、意欲的なシステムに溢れた風変わりな格闘ゲーム、興味がありましたらどうぞ触れてみて下さい。


バトルタイクーン

バトルタイクーン



~余談スペース~

・実は当初はアドバンスドモードだけ語るつもりでした。
ところが僕がブログに載せる過程で忘れているところが多々あったので、久し振りにプレイしてみたら、格闘ゲームの本質の面白さに魅せられて急遽変更したわけです。
そこで昔プレイした友人に連絡を取り、確認作業に入りました。とりわけジャンプ性能については彼の協力がなければ不可能でした。
友人に感謝!

・しかし前後の移動速度の差については友人に「気付けよ」と突っ込まれました。