ゲームの話ばかりで人生設計が地下迷宮。

ゲーム(たまに雑記)を中心に話を垂れ流す、見る人のハートを損得+-ゼロにする日記。つか要点掴んで話するの苦手なので最早ダイイングメッセージ。

新人にどう接するのかに悩んでいる人へ

もう明日から新年度ですね!

これから社会人としてスタートを切る皆様は、期待と不安でいっぱいだと思います。
でも、難しく考える必要はありません。

「社会人は厳しいぞ」とか言う人もいらっしゃいますが、学生時代から厳しいことを乗り越えてきた方だから社会人になれたわけです。
厳しいことも楽しいこともたくさんあります。その領域と深さが増すのは確かですが、今できることを精一杯取り組めば良いと思います。
一緒に頑張りましょう!


さて、本題です。


新人がこれからのことを悩んでしまうように、新人を迎える会社の職員も、新人への指導の仕方で悩む人は多いのではないでしょうか。

実際、同僚だけでなく僕の上司も、果てはお世話になっている会社の方からも、その手の話をされる機会が増えてきた気がします。

「シガラキさんは、新人にどう接してます?」


僕だって知りたいです。

僕が完璧な部下の指導法ができるのなら、今頃はビジネス書を出版して印税生活でマンション建ててブロンド美女2人(1人はウェーブのロングで、もう1人はレイヤーボブ。ボブは性格きつめでお願いします)の腰辺りに両腕をまわしながらグラサン着用&葉巻吸って暮らしてます。

そもそも、世の中に様々なビジネス書が溢れかえっていること自体、全ての人に通ずるマニュアルが存在してないことの証明だと考えています。

けれど、曲がりなりにも社会人を続けてきたので、自分なりに考えた指導法は存在します。

正しいのかは今も分かりません。それでも、もし悩んでいる方がいらっしゃって、少しでもご参考になれば幸いです。


~自分の感覚と他人の感覚は違う~


プロ野球選手は様々な変化球を持っていますよね?
それはバッターを打ち取るために必要だからです。

でも、全員同じ変化球を習得しているわけではありません。というか、できないのです。

野球に触れたことのある人なら理解しやすいと思いますが、変化球は人の指の長さや指先の感覚で習得速度や変化の仕方が大きく違います。
ここが非常に難しいところで、いくら口で説明してもなかなか上手くいきません。反対に、ある日突然新しい変化球を覚えたと思ったら、今まで使用していた変化球が投げられなくなったりします。
それほどまでに、人の感覚器官はデリケートに作られています。

別に全ての変化球を高い水準で投げられなくても構いません。
大事なことは、

自分が得意な球種があるように、相手も得意な球種があること(得手不得手は人それぞれ)を理解し、

バッターを打ち取る(仕事を成功させる)のが大切です。


なので、自分のやり方がその人に合っているとは限りません。
名刺の渡し方や電話の応対など、必ず教えておかなければならないことはありますが、仕事のやり方そのものは「 必要なことorしてはならないこと」を最低限だけ伝えておくのが良いかと思います。

その後は、質問してきたそのつどに対応してあげれば、部下や新人も自分の仕事のスタイルを確立しやすくなるかと。


1から10まで教えると、却って新人は混乱することがあるというケースを見たのは一度や二度ではなかったです。


~叱る時には基準を設け、感情を含めない~


相手に叱る際には「基準」と「感情の排除」を前提にしています。

何故叱る基準が必要なのか。
それは新人の行動を萎縮させないためです。

僕の叱る基準は、「手を抜いた奴は許さない」です。程度にもよりますが、それ以外のことで注意することはあっても、ミスを告げたらそれで終わりです。
もし一言足すとしたら「次にどうすればミスしないか考えておきなよ。もし思いつかなかったら聞きに来てくればアドバイスするから」くらいのものです。

話を戻しますが、新人は僕に叱られていくうちに「シガラキさんは手抜きをすると容赦ないぞ」と覚えていきます。

もしここで基準がはっきりしないと、新人は何をやっても叱られるのではないかと考え、仕事に集中できなくなる恐れがあります。
こうなると、お互いが不幸です。

基準は何でも構いません。自身のスタイルと並行して決めれば良いと思います。


そしてここで重要なのは「感情の排除」。
僕が叱る時、声を荒げてはいますが、実際は本当に怒っているわけではないのです。

感情が混ざると、だんだん話の本筋から逸れることが多々あります。
結局、何も伝わらず、自分も新人も疲労感しか残りません。

本当に叱りたい時、伝えたいことをはっきりさせるには、感情ではなく理性で動きましょう。


~遠慮はしない。配慮はする。~


ここまで書くと新人に媚びているのかとつっこまれそうですが、そのつもりはありません。
というか、嫌われても構わないくらいのスタンスです。

新人だからといって優しくするつもりはない(厳しくしよう、とも考えていませんが)ですが、新人の立場は理解しなければいけないと思っているだけなのです。

学業の世界から一転して仕事という未知の世界に足を踏み入れたわけです。
どんな風にこなしていけば良いのか、誰に聞けば良いのか、判断なんてしようがないですよね。

相手の立場や心情は、自分が通ってきた道ですから、その気持ちに並走することは多少はできるはずです。
新人の頃の気持ちを忘れないことは、自分が傲慢になるのを防ぐことにも繋がるのではないでしょうか。


~最後に~


何度も言いますが、あくまで自分の考えでしかありません。実践できてるのかどうか、部下に聞いてないので分かりません。
見も蓋もないですが、手探りで自分の指導を構築するしかないのが現状です。
それでも、少しでもご参考になればとの想いからこの記事を作成しましたので、何かの手掛かりになればと思います。

最後にもうひとつだけ。
相手の考えなんて100%理解するのは不可能ですが、自分がされたら嫌なことは絶対にしないのは鉄則です。

新人の方も、叱られたことよりも、何に対して叱られているのかを感じ取れる様になれば、職場での立ち振舞いが良くなると思いますよ!