1人で黙々とゲームをプレイしている時だからこそ、色々な要素に惹かれたりしますよね。
プレイスタイルを変えてみたり、寄り道をしてみたり、時にはお遊び要素に夢中になったり…。
気づいたら多くのプレイ時間を注いでいたゲームを紹介します。
謎の生命体『SEED』によって滅亡の危機にさらされたグラール太陽系は、そこに住む4つの種族の様々な思惑がぶつかりながらも心を合わせることで、SEEDを討伐、封印する。
後に『SEED事変』とよばれるこの事件から3年後。
先の戦いの影響で資源の枯渇が大きな問題となっていたグラールでは、大規模な外宇宙の移民計画が推し進められていた。
グラールの未来のための計画の裏で、新たな脅威が動き始めていた。
ミッションを受注し、敵と戦いながら経験値とお金、アイテムを得て、自身を強化してまた挑む…という、PSPを代表する「狩りゲー」の流れを汲む作品です。
無線LANの環境さえ整っていれば他のプレイヤーと協力してオンラインで遊べる「インフラストラクチャーモード」を搭載しているのが特徴でした。
~キャラメイクで本編に進めない~
まずは性別、様々な種族、キャラクターの顔や髪型、身長など、ゲーム開始時に自身の分身であるキャラクター作成を行うのですが、これだけで遊べます。
こっちの方が良いかな、やっぱりあっちで…といった具合になかなか決まりません。キャラクターの造形もPSPのゲームではトップクラスの出来だと思います。
どの種族でプレイしても面白そうだなと思わせる魅力がありますので、本編に入る前から夢中になりました。僕は結局、全種族作りました。
本編からは服やアクセサリを購入することも出来るので、自分のキャラクターのイメージを膨らませたい、という人の期待に応えてくれること間違いなしです。
~魅力的な種族の特徴~
ゲームに登場する種族は全部で4種族で、
・ヒューマン
グラール太陽系に存在する、全ての種族の起源であり、最も人工が多い。総じてステータスのバランスが良いため、どんな職業に就いても活躍できる。
幻獣を召喚して攻撃する『ミラージュブラスト』が種族特徴。
・ニューマン
惑星『ニューデイズ』にて生み出された種族。エルフ。
ステータスは法撃力と精神力が優れているので、それを生かせる職業『フォース』に就かせると良い。
種族特徴はヒューマンと同じく『ミラージュブラスト』だが、ヒューマンが闇属性を扱えるのに対して、ニューマンは光属性を使用できる。
・ビースト
遺伝子改良された、惑星『モトゥブ』に多く存在する種族。
とにかくHPと攻撃力が上がりやすく、近接戦闘に優れている。
種族特徴は『ナノブラスト』。自身を巨大な獣に変化させ、パワーアップする。
・キャスト
惑星『パルム』にて社会体制を確立した、機械の体で構成される種族。
攻撃力と命中率の高さから、近接、銃器による戦闘を得意とする。
種族特徴は巨大兵器を用いた攻撃を行う『SUVウェポン』。
尚、キャストのみ服ではなく、パーツで見た目を変更する。
そのどれもが埋もれることなく、独自の強み、弱みを持っています。
個人的にはキャストが楽しかったですね。
~戦闘中も戦闘後も楽しめる~
・バランスの良い片手剣
・隙が大きく、攻撃スピードも遅いが絶大な威力の両手剣
といった様に、武器には様々な種類があります。
特にその違いを感じるのは重火器で、
・ライフル
・グレネード
・レーザー
・ダブルハンドガン
と、使用時の感覚が大きく異なります。
扱いやすいから、攻撃の爽快感があるから、カッコいいから…。プレイヤーは楽しみながら試行錯誤を繰り返すことで納得の装備を整えていきます。
「どんな武器を使用するのか」は、プレイヤーの個性と感性が反映されるわけです。
敵を倒したなら、次は武器やアイテムのドロップが待っています。
武器だけでも沢山の種類があるのに、同じ名前の武器でも属性が違ったりするのでその数は膨大です。
何だか大変そうに感じますが、結構な頻度でドロップされるおかげか、意外と苦痛だとは思いませんでした。むしろまだ見ぬ新しい装備はどんなのだろうという前向きな気持ちでプレイしてました。
敵が手強いと感じても、このゲームはレベルアップ制を採用していますので、他のミッションを何度かこなしていれば大抵何とかなります。狩りゲーの中でも敷居は低い方なので、このジャンルに苦手意識を持つ方でも自分のペースで遊んでほしいですね。
~凝ると止まらない部屋のリフォーム~
ゲームを進めると、居住スペースにある自分の部屋に家具やアイテムを飾ることができます。
それぞれの家具用アイテムは大きさが違い、置けるスペースを確保させる必要があります。90度ずつ回転させて設置できますので、自分のセンスを存分に発揮できますよ。
戦闘の合間に部屋の雰囲気を構築するのが思いのほか楽しかったので、家具を購入するためにもミッションをどんどん受けていきました。
この手のゲームは繰り返しの作業に陥りやすいのですが、アイテムドロップのハクスラ要素以外にもプレイ意欲を高める手段が用意されているのが良いですね。
~次はどんなことをしようか?~
とにかくやりたいことが次々と出てきますから、区切りを見つけるのが難しい、良い意味でプレイヤー泣かせのゲームでした。
職業や武器などの戦い方やキャラメイク、部屋のリフォームも全部ひっくるめて、プレイヤーの意思を反映させるための選択肢が豊富なので、時間を忘れてどんどんプレイしてしまう。
開発者のこだわりを感じる作品でした。
そのこだわりを皆様にも堪能して頂きたいですね。
- 出版社/メーカー: セガ
- 発売日: 2009/12/03
- メディア: Video Game
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~余談スペース~
・このゲームに本編と追加要素を加えた「ファンタシースターポータブル2 インフェニティ」が発売されているので、今から購入を考えている方はこちらの方が良いかもしれません。
ただし、追加要素は若干インフレ気味なので、アクションが得意な人も結構厳しいかと。
高難易度に燃える人は是非とも挑戦して下さい。
- 出版社/メーカー: セガ
- 発売日: 2011/02/24
- メディア: Video Game
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・僕がメインで使っていたキャラクターはキャストなのですが、割と派手なパーツがいくつか存在します。
不思議なことに、どれを着けてもそれなりに格好良くみえるので、イメチェンするのが楽しかったですね。
・友人とずっとプレイしていたあの頃がなつかしいですが、他にも友人とのプレイで楽しんだゲームがたくさんあるので、今後紹介できたらなぁと思っています。