ゲームの話ばかりで人生設計が地下迷宮。

ゲーム(たまに雑記)を中心に話を垂れ流す、見る人のハートを損得+-ゼロにする日記。つか要点掴んで話するの苦手なので最早ダイイングメッセージ。

ゲーム垂れ流し23本目 ドラゴンボールZ ゼノバース

日本人にとってカレーが国民食であるなら、ドラゴンボールは国民的マンガですよね。
大人になった今でも武空術には憧れますし、かめはめ波が撃てるようになれたら辛い仕事も
CHA-LA HEAD-CHA-LAですよ!多分。

そんな世界に浸れる、ゲームの紹介です。


ドラゴンボールZ ゼノバース(PS3,PS4,XBOXone,XBOX360)


何者かによって「ドラゴンボールの歴史」が改変され、悟空たちZ戦士は敵に倒されてしまう。

このままでは平和を失う危険があることから、トランクスは神龍に「共に闘ってくれる強い人(=プレイヤー。以下主人公)」をお願いする。

主人公は『タイムパトロール』の一員として、トランクスと、あるいはZ戦士たちと共闘しながら歴史の修正に挑む。


オリジナルキャラクターを作成し、原作の人気のあった闘いに介入して史実通りに戻すのを目標とした、ミッション受注型の格闘アクションです。
ミッションをこなせばキャラクターはレベルアップで自分好みに成長させられます。


~このキャラクタークリエイトと成長要素はアツい~


キャラクターを作成するのは楽しいものですが、ドラゴンボールを読んでいる人ほど嬉しい選択肢が用意されています。


・人間…バランスの取れた種族。レベルアップ時はプレイヤーの考え方次第で特徴を出せる。
『技力』という概念があり、これが最大になると攻撃力がアップする。
原作では、クリリン天津飯などが該当する。


サイヤ人…悟空、御飯などが該当。
攻撃力が高く、体力が一定値以下になると更に攻撃力が上がる。
特定のアイテムを所持していたり、味方に救助してもらい、K.O状態から復帰すると、全パラメータが上昇する。


ナメック星人…ご存知ピッコロさんの種族。
体力が高く、攻撃力が低めだが、ある程度腕が伸びたりと、独特の格闘術を所持している。
体力が一定値を切ると徐々に体力が回復するため、数値以上の耐久力を誇る。


フリーザ一族…53万。
攻撃力は低めで、移動力が高い。体力が半分以下になると移動力が増す。
気弾に『しびれ効果』があり、ヒットすると相手の動きが少しの間止まる。


・魔人…ドラゴンボールの最後を飾った強敵、魔人ブウの種族。
防御力が高く、気力の回復が遅い。やはりというべきか、体力が一定値以下で防御力が増加する。


それぞれの種族と性別を選んだら完了です。
『人間』の項で少し触れてますが、レベルアップした際に各ステータスにポイントを振り分けることで、自分の戦闘スタイルに合わせたキャラクターを作れます。

ドラゴンボールの世界観ですから当然なんですけど、ナメック星人フリーザ系を一から作成して操作できる日が来るとは思いも寄らなかったので、個人的には嬉しい誤算でした。
最初はひたすら悩みました。結局、全種族でプレイしたらいいやと思ってナメック星人をチョイスしましたが。
まさか女性の『魔人』を作成できるとは思わなかったので、ここはかなり新鮮でした。



~どこまで原作に介入するのか、その絶妙なバランス~


ドラゴンボールの世界観で、オリジナルのキャラクターとストーリーを中心に進めていくことは、一歩間違えれば非難の嵐です。
ファンにとってはそれぞれ心に残るシーンがあるわけですから、下手にZ戦士よりオリジナルが活躍してしまえば気分が悪いものでしょう。


「ゼノバース」では、主人公は『トキトキ都』という町で『タイムパトロール』の隊員なので、あくまで第三者の立場から、悟空たちの歴史に介入します。

プレイヤーは歴史を正しく修正するために力を貸しますが、あくまで最後に倒すのは本来の歴史の人物たちです。
原作通りの道筋に、プレイヤーがドラゴンボールの世界に浸れるというなかなかの離れ業をやってのけたと感じてしまいました。

会話のパートナーに未来から訪れたトランクスを選んだのも、セル戦後の彼なら想像の余地が広いですし、その後におけるトランクスの「1つの可能性」としては納得のいく設定だと思います。

本作は、その見極めが非常に上手いですね。


~バトルは誰でも、慣れればもっと面白い~


世界でも世代でも、多くのファンを獲得しているドラゴンボールですから、ゲームの間口が広いのは大切なことです。

バトルでは、ガチャプレイでも見栄え良く繋がりますし、レベルさえあげれば力押しで進めます。
ゲームが苦手な人でも、原作のバトルを見ているかのようにキャラクターが動かせますよ。


ミッションの種類によって、バトルのシチュエーションも変わります。

1対1だけでなく、3対3のチームプレイ、1対多数のシチュエーションの他に、敵と戦わずにドラゴンレーダーを用いて探索することも。

チームプレイならストーリーを進めてZ戦士と共闘できるのは嬉しいですし、多数戦では敵を蹴散らしていく爽快感が得られます。


~パラレルクエストの意義~


本編とは別に、『パラレルクエスト』と呼ばれる、いわゆるフリーミッションが発生します。
パラレルクエストではミッションをクリアすることで、技やアイテムなどの報酬が貰えます。

通常の報酬の他に、一定条件を満たしてからクリアすると『大成功』となり、この条件でしか得られない報酬も存在します。
ミッションを大成功しても出るかどうかランダムとかソシャゲくさいな、とか思いましたが。


ちょっと大変なパラレルクエストですが、このシステムには大きな魅力がありまして、ミッションによっては仲間と共に闘えます。
悟空やベジータはもちろん、リクームやサイバイマンなどのキャラクターも引き連れていけるのです。

原作キャラクターが『トキトキ都』に現れることもあり、その場合は該当するパラレルクエストをクリアすると、主人公の師匠に設定できます。
師匠の課題をこなすとお馴染みの技を伝授してくれます。原作の技が使えるのは気分が良いですね。


~さすが原作。どんなに壮大でも違和感なし~


今作オリジナルのストーリーやキャラクターは、原作や劇場版に負けず劣らずのクセ者&インフレ揃いです。
主人公を含めた多くの登場キャラクターが大暴れ(存在感的な意味で)しますが、ハチャメチャが押し寄せてくるのがドラゴンボールですから、すんなり頭に入ってきました。

オリジナル要素の裏にある、原作のリスペクト感を楽しんで欲しいですね。




~余談スペース~


・キャラクタークリエイトの項ではアレな感じで記しましたが、僕はドラゴンボールのキャラクターではフリーザが一番好きなんです。

他の敵も相手を見下すことはありますが、フリーザほど全方位に喧嘩吹っ掛けながら普段はですます調、自分が気分を害したらマジ切れ虫ケラどもーッ!な、徹底的な自分本位さが妙に魅力に見えるんですよねー。


国民食で思い出しましたが、子どもの頃は、ミスターポポがオリ○ンタルカレーのパッケージの横に書いてあるキャラクターにしか見えませんでした。
CMでは『ストレートで…あなたに、勝ちます』とか言いながら外国人のねーちゃんがシャドーボクシングしているのが印象的でした。
カレー関係ないし。
ドラゴンボールとも関係ないし。