皆様、「ロックマン」シリーズはプレイしたことはありますでしょうか?
ロックマンといえば、個性に溢れた多種多様のボス(以下ナンバーズ、と記します)との闘いが醍醐味の1つですよね。
その中でも、「ロックマン4」に登場する『スカルマン』というキャラクターは、他のナンバーズと比べてもかなり独特な仕様が存在します。
今回はそんなお話、ですね。
~あの、どうしました?~
スカルマンステージ自体は割りと簡単でして、スカルマンのいる場所までは「ロックマン4」の全ステージ自体を見渡してもあっさりした構成だと思います。
特に苦労もせず辿り着いたなら、まずは動かずにスカルマンを見て下さい。
スカルマンも全く動きません。
こちらをじっと見ているかの様に、微動だにしないのです。
こちらがバスターを撃つ、移動・ジャンプをする、メニュー画面を開いて武器を変更すると、突如襲ってきます。
例外として、スカルマン直前の部屋から『ニューロックバスター』・『ファラオショット』をチャージしながら入った場合のみ、彼は動きません。部屋に入った時に何らかのアクションをみせた時、初めて行動を起こすのです。
そして、前述した『ファラオショット』ですが、ここにもスカルマン独特の仕様が存在します。
~「やったか?!」「た、隊長…っ!あれを!」~
他のシリーズはともかく、「ロックマン4」に関していえば、ナンバーズの特殊武器は当てれば必ずダメージが1は入る仕様なのですが、スカルマンはファラオショットを一切受け付けません。当てても一ミリも減りません。
設計ミスでこんなややこしいことになるとは思えないので、恐らくスカルマン専用の仕様だとは思われます。
彼の弱点武器はきちんと存在するので問題はありませんが、何故この仕様を組み込んだのか、非常に気になります。
~他に類を見ない、スカルマン~
・同作のキャラクター、『トードマン』も、自身の技である『レインフラッシュ』を放つ動作中に攻撃を当てればキャンセルできる、
・「ロックマン2」の『メタルマン』にしても、こちらが攻撃をしない限りは『メタルブレード』を投げてこない、
といった仕様はありましたが、スカルマンの場合はそのシリーズの仕様を無視し、条件付きで一切動かないというそのルーチンが非常に不気味に仕上がっています。
恐らく、ここまでのAI設計はナンバーズ史上でも、彼だけではないでしょうか。
もしプレイすることがあったら、スカルマンの挙動を確かめてみて下さい。当時のスタッフのスカルマンの思い入れが感じられるのでは、と思います。
~余談スペース~
・ロックマンの漫画といえば、有賀ヒトシ先生で育ちましたよ!
スカルマンの心情を描いた「復活の死神」も大好きですが、「メタル・ハート」もすっごい好きなんですよね。Kindleに無いのが残念です…。
- 作者: ありがひとし
- 出版社/メーカー: 復刊ドットコム
- 発売日: 2015/02/21
- メディア: コミック
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