一時期、本当に流行りましたよね、『ビーダマン』。
知らない人に説明しますと、ボンバーマンのお腹に穴が空いていて、そこにビー玉をセットしてから、背中のトリガーを押すとビー玉が飛び出す…というおもちゃです。
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↑これですね。
そんなビーダマンは大人気賞品となり、バリエーションの増加、次世代ビーダマンの登場、更には漫画化までされたほどでした。
そして、ゲームにも進出したビーダマンは僕を夢中にさせてくれました。
※ストーリーはありません。
ゲームモードは
・全ての爆弾をビー玉で爆発させるミッション型のメインモード
・そのミッションをプレイヤー同士が挑戦して得点を競うモード
・最大4人で遊べる対戦モード
・カラーエデイット
があります。
~身体も頭もフル活用するメインモード~
メインのモードは1~10レベルまで用意されており、レベル毎に10個のミッションを連続でこなしていきます。
成功しても失敗しても、爆弾を爆発させた数で得点が算出され、10個目を終えた時点で総得点が発表、スコアボードに記録されます。
全部のミッションの総得点で自分の『ランク』が表示されるので、オール100点を目指すのが最終目標ですね。
最初はプレビューを見て爆弾の動きを覚え、次に実際にプレイヤーが挑戦します。
左右にビーダマンを動かすことはできますが、撃てるビー玉は1つ、つまり一発勝負なのでかなりの緊張感になります。
基本的には爆弾の爆風で更に爆弾を…といった誘爆で全ての爆弾を消していくわけです。
ビーダマン版ピタゴラスイッチの完成です。
因みに、LボタンとRボタンを両方押すことでビー玉の発射速度が早くなる、往年のファンにはたまらない『締め撃ち』もシステムに組み込まれています。
締め撃ちは片方のボタンだけ押すと、そのボタンに対応した方向にビー玉が曲線を描くので、使い方がカギになりますよ。
タイミングと判断がすごく重要であり、後半になればなるほどそれを痛感するのですが、全ての爆弾を爆発させた時の快感と達成感は病み付きになります。
また、タイミングだけでなく、
「爆弾はどんな軌道か」
「流れてくる爆弾のスピードから判断するとこの爆弾に当てれば良いな」
といった、要所でのヒラメキも必要になってきます。
こちらも「あっ、こうだ!」と思い付いた時の喜びは言葉で言い表せないほどでした。
~バラエティに富んだミッションの数々…なんですが~
最初のレベル帯では爆弾がゆっくり往復したり移動するくらいのものですが、レベルが上がるとスピードが増したり、傷害物の存在、仕掛けがふんだんに用意されるなど、プレイヤーに牙を剥いてきます。
場合によってはビー玉と爆弾の他にも、ステージギミックを利用して解かなければいけないところもあり、初見殺しの要素が強いのが欠点でしょうか。
具体的には
3wayにスイカの破片を飛ばしたり
原住民に当てて導火線に火を着けたり
やっぱりロケットに当てて体当たりで爆弾に着火したり
とかですね。絶対分からんでしょ、これ。
救いなのは、試しに当てれば使い方はすぐ分かることと、上手くいった時の演出が楽しいこと、ですかね。
~対戦モードは『ボンバーマン』だ~
対戦モードでは、CPUを含めた四人のビーダマンが上下左右にそれぞれ配置され、相手に一番多くのビー玉
をぶつけたプレイヤーが勝利になります。
対戦の途中でパワーアップアイテムとペナルティアイテムの『ドクロ』が出現し、触れると様々な効果をビーダマンに付加します。
パワーアップアイテムは
・ビー玉のスピードを速くする
・3wayにビー玉を発射する
・相手のビー玉が当たっても相殺しない、巨大ビー玉
の3種類。
個人的には巨大ビー玉が強いですね。
ペナルティのドクロはランダムで
・左右の操作が逆になる
・ビーダマンの動きが遅くなる
・ビー玉の速度が遅くなる
のどれかが発生します。
ビー玉の速度ダウンはかなり厳しく、相手にまず当たらないので相当苦しい対戦時間になります。
パワーアップアイテムは保持者にビー玉を当てることで奪え、ペナルティアイテムは相手にビー玉を当てると擦り付けられるので、逆転も可能です。
アイテムを取るのか奪いにいくのか、ドクロで弱っている相手を集中攻撃するのか、敢えて前者2つに集中しているプレイヤーにビー玉を当てるのか…このワチャワチャ感は、まさしく本家ボンバーマンの醍醐味を受け継いだ、発売元のハドソンのお家芸といえるでしょう。
1人で黙々とプレイするのも、皆でワイワイプレイするのも楽しいこのゲーム、皆様にも触れてみて欲しいですね。
- 出版社/メーカー: ハドソン
- 発売日: 1996/12/20
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~余談スペース~
・他のモードに、ビーダマンのカラーエデイット機能もあります。
身体と手足の色と、目の種類をいじれますが、、元々ボンバーマンがシンプルなデザインですし、目を変えるだけでけっこう雰囲気が違ってみえます。対戦モード用に皆がエデイットすれば、見分けも付きやすいですし。
僕はグルグルのおめめパーツが可愛くてお気に入りでした。
・ランクが『ハイパービーダー』になると、オプションモードでトライ回数を無制限に変更できます。
…そこまで登り詰めた人ならいらねぇだろと突っ込むのは野暮なんでしょうか?