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ゲームの話ばかりで人生設計が地下迷宮。

ゲーム(たまに雑記)を中心に話を垂れ流す、見る人のハートを損得+-ゼロにする日記。つか要点掴んで話するの苦手なので最早ダイイングメッセージ。

『ビール』ではなく『エール』なファンタジー

社会人になってからは体力や気力、ゲームをする時間など、失ったものは多いですが得たものもあります。


居酒屋で引っ掛けるビール。
仕事上がりの一杯が肝臓と心に染み渡ります。
あまりお酒は得意ではありませんが、節度を守って飲めたならば楽しめる、大人ならではの嗜好品です。


そんなビールですが、ゲームでも良く目にする機会が多いですよね。

裏社会を描きとことん大人の魅力を全面に押し出した「竜が如く」シリーズでは、プレミアルモルツやエビスなど、実際のビールが登場します。

一番多く登場するのはファンタジー世界でしょうか。
プレイヤーは酒場で情報や依頼を探すのが主ですが、NPCは楽しそうにお酒を飲んでいます。


ところで、ファンタジーだと"ビール"という表現はあまり聞かず"エール"と呼ばれていることが多いです。

エールとはビールの一種のはず。
海外ゲームならいざ知らず、国内でもコンピュータRPGTRPGでも"エール"の表現が良く見受けられます。


"ラガー"でも"ピルスナー"でもなく、何故"エール"なのでしょうか。
アルコールを楽しめる方はビール缶片手に、僕の妄想にお付き合い下さい。


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写真はウィザードリィオンラインより。
やはり酒場は賑やかなのが一番ですね。


※この記事は飲酒を奨励するものではありません。
二十歳未満の飲酒は法令で禁止されています。ご了承下さい。


~そもそもエールとは?~


エールとは、端的に言ってしまえばイギリス発祥のビールのスタイルの1つです。詳しくは割愛しますが、ビールには様々な製造方法があり、それらの中で『上面発酵』と呼ばれる過程を得て出来たものがエールと呼ばれます。

ビールの歴史は古く、遡ればメソポタミア文明くらいから存在するらしいのですが、この頃は製造方法がまだ安定していませんでした。
エールは安定して製造できる様になってからのスタイルではなかなか古参であり、後に"ラガー"と呼ばれるスタイルが生まれるまで最もポピュラーなスタイルでした。

苦味と甘味のコクが程よく、美味しいエールはフルーティーな味わいをもたらします。
コーヒーで例えるならモカに近いでしょうか。


現在バーなどで見かける機会が多いのは"ペール・エール"と呼ばれているものですね。ペール・エール自体の定義の幅が広いので、共通点こそあれど飲み比べてみると、その違いに驚くことでしょう。


歴史学者ではないので詳しくは分かりかねますが、ビールにはざっくりと

・古代

・中世

・近代

・現代

に分けられると思います。というかそれ以上分けると調べる量が膨大になるので勘弁して下さい。

ファンタジーの世界では、差異はあれども中世ヨーロッパのイメージを持つのが多数だと思いますので、ここでは中世のビールを参考にします。



~中世のビール~


意外に思われるかもしれませんが、この時代では修道院で美味しいビールが作られていました。

生臭坊主の様に感じるかもしれませんが、修道士というのは知識人としての側面も持っています。そして当時のビールは娯楽だけでなく医療としての意味合いもありましたので、修道院で醸造されていたのは何ら不思議なことではなかったのです。

ところが、民衆もビール作成に取り組んでいたのですが、ある時に修道院のそれとは作り方の異なるビールを生み出し、瞬く間に広まっていきました。
今回の内容から逸れるので詳細は省きますが、修道院と民衆の間で激しい争い(殴り合いではありません。要は企業闘争のようなものです)が起こったほどです。



~ようやく登場、ギルドの存在~


さて、長かったですがここからが本題です。

暫くすると、都市が発達し、ギルドと呼ばれる組合が発足しました。
ギルドには肉屋、染物屋、鉄工など、様々な種類があり、それらを区別するために旗を立てて存在を示していました。


もうお気づきの方もいるかと思いますが、この頃にはエールが存在していました。当時はビールの製造はほとんど民衆の手に渡っており、品質の向上を目指して試行錯誤が為されていた、そんな時代だったのです。


エールとギルド。
何だか、聞いたことがあるワードが出てきましたね。



~指環物語から始まる、ファンタジーの歴史~


ファンタジーという概念が広まったのはJ.R.R.トールキン著「指環物語」の成功が有名です。

指環物語の舞台は『中つ国』と呼ばれる架空の世界ですが、著者のトールキンはイギリス生まれであり、登場人物の営みを描くに辺り、執筆時期を考えると恐らく中世ヨーロッパとイギリス文化が潜在的にあったのではないでしょうか。


そして指環物語に影響を受けた「ゲド戦記」「ダンジョンズ&ドラゴンズ」などが日本で受け入れ始めると、

ファンタジー=中世ヨーロッパ

のイメージが強く結びつくようになります。


その中には当然ギルドの存在、そして冒険者の集まる酒場には"エール"が店員によって運ばれていたでしょう。


これは僕の憶測ですが、当時の日本人にとってエールとビールの発音が近く、酒場で提供されていることから判断が容易であったこと、エールという聞き慣れない単語がよりファンタジーらしさを生み出したこともあるかもしれません。



~本日もエール入ります~


いつもの様に妄言を垂れ流しましたが、結局のところゲームではエールはファンタジー要素を出すためのフレーバー程度のものです。ですから、そこまで注視しても意味は無いですし、する必要もありません。


キャラクターメイキングをする時。

情報を得る為に酒場を訪れた時。

何となくふらっと立ち寄った時。


プレイヤーがファンタジーの世界に入った時、今日も誰かにエールは提供されているでしょうから。





~余談スペース~


Googleアドセンスでしたっけ?
アルコールの話題を書くと審査が通らなくてウンチャカピーらしいです。
別にブログで一山当てるつもりも無いので困らないですけど、そこまでお酒を目の敵にしなくてもよくないですか?
どこまでいっても飲む人間のモラルの問題であって、お酒そのものに罪は無いと思うんですけどねぇ…。

「酒は飲んでも飲まれるな」これ、鉄則ですよ。


・重々申し上げますが、当ブログはお酒を飲むことを推奨するわけではありません。
未成年者はもちろん駄目ですし、規定年齢に達している方でも節度を守りましょう。

日本は酔いつぶれた人間に寛大な国ですが、酩酊することは周りの人に迷惑が及ぶ、非常に恥ずかしいことです。社会人なら尚更。

説教臭くて申し訳ありませんが、皆様もどうかお気をつけ下さい。


・最後の文で格好良く〆たつもりでしたが、改めて見返すとそんなことは無かった。