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ゲームの話ばかりで人生設計が地下迷宮。

ゲーム(たまに雑記)を中心に話を垂れ流す、見る人のハートを損得+-ゼロにする日記。つか要点掴んで話するの苦手なので最早ダイイングメッセージ。

ゲーム垂れ流し45本目 龍が如く 極

ゲーム ゲーム紹介 PS4 アクション

一年に必ず1度は発売された、セガの大人気シリーズ「竜が如く」も、主人公である桐生一馬の物語は一旦終演を迎えました。

一作目から興味はあったのですが、当時は実家にいたのでプレイ出来なかったんですよね。
息子がキャバクラで遊んでいる姿を両親に見せてしまって良いものか葛藤していたら、あれよあれよという間に次々と新作が発表され、追いかけるのが面倒になってしまいました。スピンオフ作品はプレイしているんですけどね。


そんな時に初代がPS4でリメイクされる、という話題が出た時から購入を考えていました。
基となったPS2版を語ることは出来ませんが、これから竜が如くをプレイしようと思う方にはどちらのハードでプレイするのかの参考に、経験者だけどプレイしようか迷っている方にはPS2版との違いを見つけてもらって決めて頂ければ幸いです。



★竜が如く 極 (PS4)


1995年。
『堂島の龍』桐生一馬は、親友と愛した女性のために自身の属する組の長を殺害するという『親殺し』の罪を被った。
しかし、本来ならば絶縁状でもおかしくない罪であるにも関わらず、組から渡されたのは破門状であることに桐生は疑問を抱いていた。

そして10年が経った2005年のある日。
服役を終えた桐生はかつて自分が生活していた『神室町』へ舞い戻る。

そこで待っていたのは堂島組を含めた組織『東城会』の大きな変化と親友の変貌だった。

陰謀に巻き込まれながら、桐生は母を探す一人の少女『遥』と出会う。


その少女は100億の鍵を握る人物。


その理由から様々な組織に狙われる遥を見て、遥のため、自分が失ったものを取り戻すために、『堂島の龍』は再び拳を振るうことを決意する。

『任侠モノ』という当時ゲームでは無かった要素で話題が起きましたが、それを抜きにしても熱い物語とリアルながら爽快感溢れるアクション性が持ち味な、当時のセガのキラーソフトです。



~確かな存在感を醸し出す神室町


プレイヤーが操作出来るようになってから、神室町を歩いているとまず感じるのが人の営みのリアルさです。


キャッチのお兄さんが近づいて話し掛けてくるのを無視して進むとある程度の距離は粘って付いてきたり、大通りでも場所によってガヤの会話の種類が違いますし、そこから裏路地に入れば喧騒が遠のいて静寂に包まれたりと、実際の歓楽街と何ら変わりの無い光景が広がっています。


ゲーム内では持ち運べる回復アイテム以外にも、実在する外食店で食事を行うこともできるのですが、これの配置がまた絶妙でして、


・たこ焼き屋、牛丼屋は大通り。

・ラーメン屋は大通りのすぐ裏手。

・バーは路地裏や細道に。

・焼肉屋はお姉ちゃんお兄ちゃんのお店が多そうな通り。


ここらへんが実にリアルなんですよね。
お店を構える経営者側の視点で建てそうな所にちゃんとお店がある。これ程までの歓楽街を再現できたのは、間違いなく細かい箇所にまで気を配った賜物でしょう。
文句のつけようが無い、素晴らしい出来映えです。



~多彩な『ヒートアクション』がバトルを盛り上げる~


神室町を歩いていると、特定の人々に因縁をつけられバトルが始まるのですが、ゲージが一定まで貯まると発動できる『ヒートアクション』が楽しいです。


敵が背を向ける、ダウンしているといった状況下であったり、攻撃中にタイミング良くボタンを押すことで発動できる等、使用方法がふんだんに用いられているので飽きにくいです。

驚くのがオブジェクトの活用方法で、看板などで殴るのもド派手で見応えがありますが、敵を掴んで車に近づいた際、


・車の前部ならボンネットに叩きつける

・車の側面なら敵の頭をドアに挟んでから蹴り飛ばす


と、主人公のケンカ慣れを随所で見せつけてくれるので、誰でも『堂島の龍』気分を味わえます。


ただリアルさを追求するだけでなく、ぶっ飛んだ所では長ドスで袈裟斬りにしたり銃を土手っ腹にぶち込んだりと、桐生さんは躊躇も容赦もなく叩きのめしますが、そういった非現実さも爽快感に繋がっているのでそこまで気になりませんでした。それでも「勘弁してくれ」とか言いながらうずくまっているチンピラの生命力には脱帽です。


目的の途中で絡まれて、バトルの機会が多くなりがちなシステムではありますが、少しでもマンネリ化しないように考えられているのが伝わります。



~ま、真島の兄さん…~


本作の新要素である『どこでも真島』は、10年間の服役によって衰えた桐生を鍛えるために、シリーズ人気キャラクターの『真島吾郎(通称:真島の兄さん)』がいつでも桐生を監視して喧嘩を仕掛ける、という内容です。
そして真島に勝つことで『喧嘩スタイル 堂島の龍』がレベルアップし、以前の桐生より強くなることができるのが特徴です。


…が、兄さんの行動は斜め上を通り越してもはやワープに近いです。

突然背後に現れ、物陰に隠れ、ゴミ箱に隠れるのは序の口、ミニゲームでも勝負を挑み、警官でキャバ嬢でバーテンダーでみんなのアイドルな兄さんがあの手この手で襲いかかってきます。キャバ嬢とのアフターでプリクラ撮っている時でも兄さんは躊躇い無く画面端に写ってきます。
特にシュールなのがミニゲーム『ポケットサーキット』のイベントで、お互いを『カズマ君』『ゴロー君』と呼び合い、神室町最速を目指して激しい闘いを繰り広げます。2回目のイベントでのゴロー君は相当パワーアップしているので、本気の程が伺えます。
てかお前ら自分の年齢と立場と顔面を確認してこい。

1つ残念なのが真島とのバトルの難易度で、最初はともかくランクが上がっていくと天井知らずに強くなります。
終盤は与えるダメージに対して体力が非常に多く、真島の隙もかなり少ないので、普段はノーマルで程よい戦闘バランスなのに『どこでも真島』時にはメインストーリーのボス戦よりずっと厳しいです。

こうなると真島との喧嘩が面倒くさく、なるべく会わないように行動してしまい、ストーリーを進めている最中に出会うと、例え喧嘩に勝ったとしても体力の回復のために今来た道を戻るハメに…といった事が起こってしまいます。
もう少し難易度に合わせた上昇だったら適度な緊張感で楽しめたのではないでしょうか。


しかしながら、ストーリー中における真島の狂喜っぷりと背中合わせに時折り見せる彼なりの矜持、そしてどれだけぶっ飛んだことをしていても不思議と納得してしまうその茶目っ気(で済ませて良いのかはともかく)が魅力なのでしょう。
「真島だしなぁ…」で許せてしまう、何とも言えないキャラクターだと思います。



~ひたすらに熱さを感じられる3つの要素~


本作を「熱い」と感じるのは、物語・極道の世界・そして人物という3つの要素がきっちりと仕上がっているからだと思います。



【物語に関して】


当初はとにかく"謎"が散りばめられています。


・何故桐生は絶縁状を叩きつけられなかったのか。

・遥は何故100億の鍵を握るのか。

・昔の親友と愛した女性に一体何があったのか。


この他にも多くの疑問が浮上していくのですが、10年の月日を刑務所で過ごした桐生には全てを知る術がありません。プレイヤーは物語を進めて、桐生は自ら行動することで、共に空白の10年の全貌を少しずつ前進しながら知ることになります。

メインストーリーを進めていくことに明かされる真相、そして新たな謎が生まれていくその様はサスペンスさながらであり、続きが気になる構成は海外ドラマに近いものがあります。



【極道の世界に関して】


一般の方が関わることの無い裏社会を描いているため、復讐や裏切り、制裁といった重い展開も待ち受けています。
その場面に遭遇した時、儚さや哀愁、理不尽さや憤りを感じるでしょう。

本作がそういった人間の感情を引き出すことに成功しているのは、自分達の知らない世界で行われているであろうことをさらっと当たり前のようにイベントに盛り込んでいるからではないでしょうか。


世界観で特徴をつけるだけでなく、物語との相乗効果でゲームの枠組みをしっかりと作り上げることに成功しています。



【人物に関して】


上記で物語を彩る要素が多く登場しましたが、それだけではプレイヤーの心にわだかまりができたままになってしまいます。


そこで登場するのが主人公の桐生一馬

彼はどんな苦境に立たされても自分の信念を曲げず、多くの人々に襲いかかる理不尽という名の脅威に単身立ち向かっていきます。
筋を通した桐生が敵の野望を叩きのめしていくことで、プレイヤーにはカタルシスが生まれます。

また、桐生の目的の1つに、遥との約束を必ず果たすことが存在しています。
「お母さんに会いたい」という、子供ならば当然の想いであるはずなのに、遥の前には多くの障害が立ち塞がります。
その障害をなぎ払う桐生を見て、プレイヤーは物語の熱さを感じられると思います。


ここで大切なのが桐生と対峙する面々で、彼らが裏社会の悲惨さをこれでもかという位に見せつけてくれるからこそ、プレイヤーも目的をしっかりと見つめて戦いに挑むことが可能になります。個性派揃いの悪役達と正面から挑める時のモチベーションは非常に高かったですね。


数少ないながらも桐生を支える人々も熱いです。
組織に染まらずに刑事としての信念を貫く伊達刑事、桐生の心の支えであり生き方を行動で示す風間新太郎、自分のルールを崩さないが借りた恩は必ず返すサイの花屋、そしてどんなに辛いことからも目を背けずに歩き続ける遥。彼らの行動が桐生を変えていくことで、桐生は決戦の舞台へ辿り着けたと思うのです。



物語・極道の世界・人物。
この3つの要素が合わさることで、本作は最後まで怒涛の熱い展開でした。



~今からでも遅くない~


長期シリーズなので、プレイすることに抵抗があるのは確かです。
けれども、本作はゲームに飽きた人、ゲームを探している人には非常にオススメできる魅力が詰まっています。

難易度の変更もすぐに出来ますし、メインストーリーだけでなく寄り道要素も豊富ですから、自分の興味がある部分だけでもプレイしてみては如何でしょうか。
気が付けばあの頃の様に画面に釘付けで熱中している自分に気付ける、それだけの価値ある作品だと言わせて頂きます。





龍が如く 極 - PS4

龍が如く 極 - PS4





~余談スペース~


・僕は「龍が如く 見参!」から触れたため、本家の桐生も見てみたいとの想いもありました。
どちらの桐生も格好良いので、出来れば両方プレイして欲しいですね。


・特定の条件を達成すると貰える『CP』を貯めてあるキャラクターに話しかけると様々な特典が貰えますが、バトル用の景品よりアドベンチャーの景品の方が便利です。他の条件を満たすのに便利なものが多く、効率良く進められると思います。


・今回の記事は意識して改行を少なくしたので、スマートフォンで読むと人によっては見づらいでしょうか?
改行で余計なスクロールの手間を減らしたいと思ったのですが、その辺のバランスにはいつも悩まされます。


ところでキャバ嬢のビジュアル、ぶっちゃけ可愛くないよね。