今回紹介するゲーム、シリーズ化されているのにWikipediaにもないんです。
誰も紹介してないっぽいなら自分で紹介してしまえ!というノリで作りました。
馬鹿馬鹿しさ全快なのに笑えて、そしてとにかく明るく楽しいですよ!
★超原人2(SFC)
このシリーズって、ストーリーが曖昧です。
ざっくり説明するなら、主人公である「原人」に5人衆が挑み、最後にシリーズお約束のボスが襲い掛かります。
~頭突きではない。『ボンク』だ!~
超原人2はアクションゲームです。
マリオなら踏みつけ、ゼルダなら剣で攻撃アクションになりますが、原人の場合は自身の大きい頭を利用した頭突き、『ボンク』になっています。
このボンク、非常に判定が広いので攻撃が当たりやすく、下から頭突きしても敵を倒せるので割りと勢いよく突っ込んでも大丈夫です。
また、空中時ならボンクを連打することでゆっくりと下降して距離を稼いだり、水面でボンクするなら水を切りながらテンポ良く進めます。
マリオもそうでしたが、攻撃だけでなく移動も兼ねているのは良いですね。
~あまりに濃い表情~
プレイしている間はずっと、原人の表情が凄まじいことになっています。
走っている時や木に登っている時は怒り顔
頭を地面や天井にぶつけたなら泣き顔
走ってからの(文字通り)ヘッドスライディングして起き上がったなら顔には傷跡となんとも言えない表情…
とにかく表情豊かです。
基本キレ顔ですが、当時1人のキャラクターにここまで様々な表情を用意した作品もなかなか見当たりません。
原人はパワーアップアイテムの『肉(他にはキャンディーやスコップ、一部特殊条件など)』を取ることで外見の変化と特殊能力を得ることができますが、その時の顔もまつげの長いバレリーナだの髭生えたオッサンだの鳥なのに顔面が殺し屋13だのペンギンだの毛虫だの、非常に濃いラインナップです。
そもそも変身シーンから黄金のオーラを出しながら天に登っていくので、緩い背景と比べて完全に出るゲームを間違えてます。
~SEまで濃いとかどうなってんだ…~
これに加えて、サウンドまで濃ゆい出来映えになっており、木に登る時の音は何か獣が吠えてるのかと思う音がします。そもそもボンクの際の音は多種多様であり、どれもがそんな音しねぇだろここまで用意したのかと突っ込みたくなる激しい音が鳴り響きます。
…ちょっとお下品ですが、
『カメレオン原人』は舌で敵を攻撃した際に、補食が終わるとゲップ
毛虫に変身したならボンクが使用できない代わりに屁で攻撃
とある敵の口から入って胃の中でスロットした後、出口は腸から流れて最後は(お察し下さい)音で〆
…。
……。
うん、まぁ、あれです。
すごいね。
とはいえ、不快に感じるよりも先に笑ってしまうのは、緩い絵柄と原人のキャラクター性が大きいのでしょう。
小学生向けのギャグっぽいのに、超原人シリーズはこれがしっくりくるのだから不思議ですね。
~ゲーム内容~
濃いだけでなく、ステージ構成も面白く仕上がっています。
クリアするまでに多くの隠しアイテム(最初のステージ開始時にその場でボンクすると1upなど)が散りばめられており、中にはステージボスとの闘いを有利にするものも紛れ込んでいます。
抜け道や隠し通路なども多く、意外な所にあったりするのですが、正直僕は全部探せてはいないかもしれません。最近になって気づいた仕掛けもあったほどですから。
難易度は可もなく不可もなく、でしょうか。
ゲームに慣れてない人には難しいとは思いますが、原人の挙動に若干の癖があるだけでアクションを少しでもかじったことのある方なら問題ないレベルですよ。
~ストーリーが良くわからなくてもいいじゃない~
このゲーム、クリアしても物語がどうなったのかほとんど分かりません。
ですが、そこに不満を感じるかと言われれば「NO」と答えられます。
とにかく馬鹿馬鹿しさとアクションのコミカルさ、そしてテンポの良さと雰囲気だけで楽しめてしまいます。
たまにはゲラゲラ笑いながら、プレイするのも楽しいものですよ!
- 出版社/メーカー: ハドソン
- メディア: Video Game
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~余談スペース~
・原人の変身キャラクターの1つ『ちび原人』の時に他のパワーアップアイテムを取ることで、ちび原人のまま他の能力を使用できます。頭に着けた三角帽子の色が変わっているので、そこで判別してください。
ちび原人は当たり判定が小さい上に能力が優秀なので、非常に便利ですよ。
・Amazonで見たらプレミア着いててびっくりしました。
これは中古ショップor誰かから借りるorゲーム出来るコンセプトバーでプレイした方が良いかもですね。